今の「目のまど」
ほんっと、サボりすぎてごめんなさい。
1年半ほどこのブログを放置してしまいました。
年度末という中途半端な時期ですが、
これからぼちぼち更新していこうと思います。
【あらためて、自己紹介。】
初めての方もおられるかと思うので、自己紹介します。
はじめまして。「目のまど」店主のみきです。
手話通訳士と臨床心理士、2つの資格をもつフリーランス。どこにも属さず、聞こえない・聞こえにくい人と手話にまつわるいろんな仕事をしています。
「店主」と名乗るものの、本物の店舗があるわけではありません。インターネット上の架空のお店だと思っていただければ幸いです。
これからよろしくお願いします。
【今の「目のまど」】
今、私はこんな仕事や活動をしています。
(1)手話で聴く臨床心理士
ろう学校のスクールカウンセラーをしたり、さまざまな研修などに呼んでいただいて心理学の話をしたりしています。
(2)地域の手話通訳者
地域の手話通訳者として、手話講座や通訳派遣などで活動しています。
(3)手話わらべ
ライフワークとして、聞こえない・聞こえにくい子どもたちが家族で遊べるわらべうたを開発しています。聴覚障害教育支援NPO「言葉の森くるめ」さんの「家族手話教室」で「わらべ」のコーナーを担当。北九州市の児童発達支援・放課後等デイサービス事業所「ニコット」さんでも毎月「わらべのじかん」をしています。
(4)手話でボードゲーム
「家族でボードゲームしたら楽しいよね!」
聞こえる・聞こえないに関わらず、みんなで楽しめる遊び方を提案しています。
以前は2ヶ月に1度ゲーム会をしていたのですが、現在は、感染症拡大防止のため中止しています。安心して遊べるようになったら再開します。
(5)毎日手話トレーニング
英語学習で「多聴・多読」が流行っていますが、手話も、「たくさん見ることが上達の近道になる」と信じて、手話学習を始めて以来、ろう者とおしゃべりする機会がない日はほぼ毎日、YouTubeで手話動画を見ています。
そしてここ数年、私が見ている手話動画を皆さんにご紹介するLINE配信をしています。
興味がある方はこちらからご登録ください。無料です。
【お仕事の依頼先】
お気軽にご相談ください。
iryomico@gmail.com
10/24(土)わらべの時間@ニコット
10/24(土)10:30〜11:20
月に1度のわらべの時間でした。
ニコットさんがInstagramでレポートしてくださっています。
https://www.instagram.com/p/CGuIuu2H-iQ/?igshid=ogmi5p4dnfan
参加者は幼児さんから高校生まで11名。
①おてぶし(伝承)
おてぶしの動きに合わせて一緒に動いてくれる子が増えました。じーっと見ている子もいます。それぞれの楽しみ方。
②おやゆびねむれ(アレンジ)
地味な動きなので子供たちに受け入れられるかいつも心配なわらべなのですが、回を重ねるたびにノってきてくれる子どもたち。今日は寝たフリをする子続出。「寝る」「起きる」は毎日することだからわかりやすいのかもしれません。
様子を見ると「人差し指だけを折る」といった指の分離が難しい子がたくさんいました。中高生は上手にできていた印象です。遊びながら指1本1本に触っていくことで、自分の手への関心が高まっていくといいな、と思います。
③おんなじどこだ?(カード遊び)
ペアのカードをさがして貼るというカード遊び。子どもたちがひとりひとり前に出て、みんなの注目を浴びながらペア探しをしたりボードに貼ったりするのがポイントの遊びです。
今回はニコットさんのレポートでひとりひとりの単独写真が載せられています。真剣に選んでいる眼差し。貼る時の得意そうな笑顔。
大事にしたい時間です。
④おもちを焼いて(アレンジ)
ペアの活動も子どもたち慣れてきて、ペア作りに時間がかからなくなりました。いつもはモンちゃんと遊ぶ私も、今日はある女の子とペアを組みました。目と目を合わせて手に触れて遊ぶ。この温かさを大切にしたいです。
その女の子が「次はこの子としたら?」といったように交代を促したので、3人の女の子とペアを組みました。3人目は中学生。いつもは小さい子のお姉さん役。たまにはちびっ子に戻りたいよね。満面の笑顔で遊んでくれました。
⑤おふねがぎっちらこ(伝承)
ここからは毎回同じ展開です。
子どもたちも慣れたもの。
⑥大きな風小さな風(オリジナル)
立って輪になるためのつなぎのわらべ。
⑦かえろかえろ(オリジナル)
門遊び。門になった子によって大きな門、小さな門ができます。
⑧絵本
「かえろかえろ」の後、もういちどペアを組むのは手間がかかりそうだったので、初めて「ぼうず」を省略してみました。
激しく遊んで「は〜楽しかった」でそのまま絵本に行くのも悪くなかったです。
今日の絵本は、エリック・カールさんの『パパ、お月さまとって』。
ダイナミックな仕掛けが魅力の名作で、我が家でも読んでいた絵本です。父の日の6月やお月見の9月に読もうと準備していたのですが、タイミングが合わず、10月になりました。
長ーいハシゴや大きな満月、だんだん細くなって手で掴めるサイズになる月…絵の力がすごくて、子どもたちとっても引き込まれていました。
ニコットさんは年齢層が幅広いので、絵本選びが一番悩みます。全体の平均をとって、比較的繰り返しが多い2〜3歳児向けの絵本を選びがちなのですが、高校生もいるし、たまにはストーリー性のあるものを楽しみたいとも思います。
この本は、動きもあるし、ストーリー性もあるし、月の満ち欠けについて知ることもできるし、宇宙へのロマンもかき立てられるし…、子どもたちがそれぞれの受け取り方ができる、すてきな本でした。
⑨さよならあんころもち
今日は、AくんEちゃんSちゃんの3人が前に出て一緒にしてくれました。
わらべうたは同じのを繰り返しすることにも意味がありますが、そろそろ新作も作りたいところ。いつもアンテナは張っているのですが、なかなかアイデアが降りてきません。
子どもたちの生活に密接したテーマが合うようですね。また来月まで試行錯誤します。
9/22(火)わらべのじかん@ニコット
北九州のニコットさんでのわらべのじかん。今回は私の都合で連休中に開催しました。
ニコットさんがインスタグラムでレポートしてくださっています↓
https://www.instagram.com/p/CFcBtHxHNgi/?igshid=utq3voiao6pm
事前に「参加者20名」と連絡を受けていました。史上最多人数、幅広い年齢層、初めての子も多い。そんな集団と何して遊ぼう?…とけっこう迷って臨んだセッションでした。
①おてぶし
今日のおてぶしアイテムはおにぎりでした。
②おやゆびねむれ
担当モンちゃん。
語りながら指を1本1本眠らせていくというわらべ。静かな雰囲気のわらべですが、子供たちは意外に楽しんでくれます。
③おちたおちた
「おーちたおちた、なーにがおちた?」の変形バージョン。ボールやバナナ、靴下などご落ちてきたらどうする?という想像遊びをしました。
④ぽっつんぽつぽつ
これもメロディなしのわらべ。
2人1組で遊びます。
⑤おふねがぎっちらこ
毎回毎回やっていて、子供たちが飽きないかな?といつも気がかりな「おふね」ですが、この日もノリノリ。
「知っているわらべ」は「これできる!」につながっているようです。日常生活の中でわからないことがいくつもあって、まわりに必死についていく生活を送っている子供たちにとっては、「これは知ってる!」というのはとても嬉しいことなのですね。
⑥大きな風小さな風
つなぎのわらべ。
⑦かえろかえろ
関所遊び。歌が終わったら門が閉まって門の役が交代します。
みんな門をするの大好き。小さい門、大きい門、いろんな門ができます。
⑧ぼうず
定番。動いた後は「ぼうず」で息を整えます。
⑨絵本「もりのおふろ」
気がつけば2月連続西村敏雄さん。西村さんの優しくてきっぱりとした絵が好きなんですよね。
ライアンさんの背中をゾウさんが、ゾウさんの背中をワニさんが…とどんどん背中を洗いあっていく、ほのぼのストーリー。
みんなで輪になって洗っているページで、
「洗ったらそのあと何する?」
「お湯かけるー!」
「じゃあかけようか。3・2・1…(めくる)ざぱーん!」
と、子供たちと会話しながら読み進めていきます。
同じくだりがもう一度。
「お湯をかけたら次はどうする?」
「お風呂に入るー!」
「よーし、入るよー。3・2・1…(めくる)ざぶーん!」
実際にみんなでお風呂に入ったみたいに盛り上がりました。
⑩さよならあんころもち
今回も3人のお友達が前でアシスタントをしてくれました。
8/14(土)わらべの時間@ニコット
8/14(土)10:30〜11:15
児童発達支援&放課後等デイサービスのニコットさんで、月に1度のわらべの時間をしてきました。
今日の参加者は7名。お盆なのにスタッフさんもたくさん。おつかれさまです。
Instagramでレポートしていただいています。
https://www.instagram.com/p/CD3PpM5nHy-/?igshid=obyegmojskcc
【今日のプログラム】
①おてぶし〔伝統〕
担当もんちゃん。今日のおてぶしアイテムはトマトでした🍅
②おやゆびねむれ〔アレンジ〕
♪おやゆびねむれ さしゆびも
なかゆび べにゆび こゆびみな
ねんねしな
♪ととけっこう よがあけた
まめでっぽう おきてきな
という伝統のわらべうたを現代語にアレンジ。
③おんなじおんなじ〔カード遊び〕
7月初出のカード遊び。
カードを1枚引いて、ボードの15枚から同じのを選ぶカード遊び。先月の反省をもとに、今日は1人ずつやってもらいました。スムーズにする子、スタッフさんと一緒にする子、それぞれ個性あふれる手番でした。
「ふだん前に出ることができない子たちにスポットライトを」。学生の時に関わっていたボランティア活動で学んだことです。
ふだん、できる子たちの後ろでじっと見ているだけの子たちが、一人で前に出てみんなに見てもらう時間。これからも大切にしていきたいです。
④おふねがぎっちらこ〔伝統〕
参考動画↓
⑤大きなかぜ小さなかぜ
初めは緊張していた女の子が、スタッフさんに抱っこされて「ビュービュービューン!」となった時、とってもいい笑顔になりました😊
他の子たちは思い思いに「ビューン!」となっています。
⑥かえろ かえろ〔創作〕
⑦ぼうず〔伝統〕
最近ニコットさんでは、モンちゃんにぼうずをするのが流行っています。
⑦絵本『バルバルさん』
床屋のバルバルさんのお店に、なぜかこの日はライオンやワニなど動物のお客さんが次々と…。
西村敏夫さんの絵本を選ぶこと、多いです。大きくてはっきりした絵。構成もシンプルで、絵を通して子供たちと会話しやすい絵本です。
⑧さよならあんころもち〔伝統〕
また9月に会おうねー!
8月8日(土)第5回Zoomわらべの時間と次なる展開
8月8日(土)10:30〜11:00
第5回Zoomわらべの時間でした。
今日は、初めて久留米市のNPO言葉の森くるめさんの事務所から配信しました。
2月まで毎月「家族手話教室」を開催して、その中の「子供手話タイム」というコーナーを担当していたのですが、3月からお休みに。
5月から個人で始めた「Zoomわらべの時間」をNPO言葉の森くるめの事業に移管したいと思って、今日はそのお試しです。
まずはいつもの私1人の配信をスタッフの皆さんに見ていただきました。
配信で見るシンプルな構図とは打って変わって、乱雑にいろんなものが散乱するPCまわり😅写真残ってなくてよかったです。
【プログラム】
①おてぶし
②手あそび1・2・3・4・5
③ぽっつんぽつぽつ
④おふねがぎっちらこ
⑤絵本「いろいろバス」
⑥さよならあんころもち
バタバタな舞台裏を大公開しながらの配信は無事に終わり、次は言葉の森の配信イベントの打ち合わせ。
東京のしゅわえもんナイトのような、大阪のこめっこのような配信ライブをしよう、ということで、みんなで試行錯誤。最終的に、司会が1人立ち、①わらべ ②絵本の読み聞かせ ③お楽しみイベント の3つの内容で始めてみることにしました。
まずは1回やってみよう!9月、楽しみです。
7月25日(土)わらべの時間@ニコット
7月25日(土)10:30〜11:30
ニコットさんでわらべの時間でした。
ニコットさんのInstagramでレポートしていただいています↓
https://www.instagram.com/p/CDJBH0In2T8/?igshid=14kchr3a5pvto
透明マスクも準備完了。
(実際はモンちゃんではなくミキが着けています)
今日の参加は1歳から中学生まで12名でした。
①おてぶし(伝統)
担当モンちゃん。
今日のおてぶしアイテムはすいか。
(参考動画)https://youtu.be/ziuvMF5J__U
②おんなじどこだ?(ゲーム)
カード遊び。
12枚のカード。名前を手話で確認して、
「おんなじおんなじどーこだ?」
あった!
別のボードにペアを作ります。
盛り上がった感じはあったけど、年齢的にピッタリの子たちがはりきってどんどん答えるので、ゆっくりの子たちが参加しにくい雰囲気になってしまっていたような…。
次回は、カードを1人1枚渡して、1人ずつペア探しをするようにしてみようと思います。1人ひとりがクローズアップされる時間も作れるし。
最初のカード数を年齢に応じて変えることで、難易度に変化をつけられますね。それも試してみます。
③ぽっつんぽつぽつ(アレンジ)
④おふねがぎっちらこ(伝統)
(参考動画)https://youtu.be/bnv4O0Uw4f0
⑤おおきなかぜちいさなかぜ(創作)
立って歩きながら輪の隊形になるためのわらべ。
⑥かえろかえろ(創作)
「通りゃんせ」のような門くぐりのわらべ。
⑦ぼうず(伝統)
(参考動画)https://youtu.be/HYh48h14ROw
先月から、ニコットさんではモンちゃんを数人が囲んでぼうずをするのが流行中。
前方ではモンちゃんを、後方では1人の女の子を囲んで、みんなで「ぼうず」しました。小さい子たちが、まわりの子を見ながら手のタッチを調節しています。集団での活動って学びの宝庫ですね。
⑧絵本『はかせのふしぎなプール』
グラフィックデザイナー中村至男さんの絵本。
表紙から引き込まれる絵柄。モノを入れると大きくなるという不思議なプール。ほんの一部だけ水面に浮かんでいます。
「何だろうね。水を抜いてみよう」
水を抜くしぐさをしながら次のページをめくると、やかんやリンゴなど、巨大化したモノが出てきます。
同じリズムの繰り返し。最後の方はクスッと笑える、穏やかな楽しい本でした。
⑨さよならあんころもち(伝統)
いつも数人が前に出て私の手伝いをしてくれます。今回も3名の子たちが出てきてくれました。
今日も楽しいひとときでした。
次回は真夏の8月。あまり暑くならないプログラムにしたいですね。