目のまど

手話で聴く心の支援「目のまど」店主。手話通訳士。臨床心理士。聞こえない・聞こえにくい人と手話にまつわるいろんなことをしています。

ボードゲーム:スピードカップス

聞こえない子と一緒に遊べるボードゲーム

今回は「スピードカップス」です。

絵札の色に合わせてカップを並べていく、スピード系のゲームです。

聞こえない人と楽しむために、オリジナルのルールを少し変更しています。

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対象は6歳以上。小学生以上だと大人と真剣勝負で遊べますが、

幼稚園の子たちも楽しめます。遊べる人数は2~4人。

まず、5つのカップを自分の前に横に並べます。

真ん中にカードの山を。その横に、今日は人形を置いています。

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本来のセットの中には、「チーン!」と鳴るベルが入っています。

完成したときにいち早く「チーン!」とさせた人が勝ちです。

でも、聞こえない人と一緒に遊ぶ時は、ベルが聞こえない人もいるので、

ベルを鳴らす代わりに、「人形を取る」というルールにしています。

 

さあ、山から1枚めくります。絵柄の色のとおりにカップを並べます。

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絵柄は風船ですね。下から上に並んでいるので、

カップは色を合わせて重ねていきます。

奥のプレイヤーが最初に完成しました。完成したら、人形を取ります。

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あれ?あれれ?

チェックしてみましょう。あれ?風船は青→緑→黒→赤→黄色なのに、

カップは青→緑→黒→黄色→赤となっていますね。まちがいです。

その時は、カードは無効になり、山に戻します。

まちがえたプレイヤーが何枚かカードを持っている場合は、

1枚山に戻す、というルールを付け加えても良いと思います。

 

カードの絵柄が横並びの時は、カップも横に並べます。

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こんどは正解。

カードの向きによって、見えにくいこともあります。

山がなくなった時に、一番多くカードを持っていた人が勝ちです。

 

ご紹介しているゲームは、ドイツ製が多いのですが、

ドイツ製のゲームは、絵がきれいで、箱が丈夫。

そして、箱にきれいに収まって、片づけるのが楽しいものが多いです。

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たっぷり遊んだら、きちんと片づけ。

それが楽しく身につくのは嬉しいですね。