聞こえない子どもたちの遊び
「家に帰った後、どんなことしてるの?」
聞こえない子どもたちに尋ねてみると、
ほとんどの子どもたちが「ゲーム」と言います。
子どもがゲームばかりするのは、聞こえる子どもたちも同じ。
でも、聞こえない子どもたちの中には、それなりのわけがある子もいます。
聞こえない子どもたちのご家族は、聞こえる人であることが非常に多いです。
多くの子どもたちが、「家族の中で聞こえないのは自分だけ」。
家に帰っても、話す相手がいないのです。
「他にすることないから」。
子どもたちは、
さみしさをまぎらわすために、寝る瞬間までずっとゲームをしています。
そんな親子関係を、もっと近づけたい。
聞こえない子どもたちの家庭が、
みんな手話を使う環境であることが理想的ですが、
そういうご家庭はごくわずか。
同じ家族なのに、ことばが通じない。
そんな状況で、子どもたちはさみしさを募らせています。
でも、今は「ことば」では十分につながれなくても、
遊びでだったら、「心」がつながることはできるはず。
もしかしたら、遊びで心の絆が深まっていくうちに、
ご家族が「この子と話したい。だから手話をおぼえよう。」となるかもしれない。
そんな期待をこめて、今、
「わらべうた」と「ボードゲーム」を広める活動をしています。
これから、当ブログでも、
聞こえない子どもたちと楽しめる
わらべうたやボードゲームをご紹介していきます。