目のまど

手話で聴く心の支援「目のまど」店主。手話通訳士。臨床心理士。聞こえない・聞こえにくい人と手話にまつわるいろんなことをしています。

ボードゲーム:アルティメットカウントゲーム

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聞こえない子供たちとボードゲームで遊ぼう!

小学校高学年以上向けのカードゲームです。

簡単な計算を使うゲームで、聞こえる・聞こえないに関係なく楽しめます。


トランプのスピードのような感じの遊び方なんですが、数字を並べるのではなくて、足し算や引き算をしていきます。

プレイヤーの人数分、カードを均等に分け、山札にします。山札全部がそのプレイヤーの持ち札です。4人で遊ぶ時は18枚ずつになります。この持ち札を全部無くした人が勝ち、というゲームです。


それぞれ、自分の山札の上から4枚取って手に持ちます。残った1枚を真ん中で表に返して、ゲーム開始です。

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今、真ん中のカードは「7」。真ん中に「±2」と書いてあります。そこで、「7+2」の「9」か、「7-2」の「5」を持っている人が、上にカードを置いていきます。

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この札も「5±2」なので、「7」か「3」のカードを持っている人が上に重ねていきます。

手持ちのカードで当てはまるものがない時、もしくは手持ちが少なくなった時は、自分の山札から補充します(枚数制限なし)。

そうして、最初に手札がすべて無くなった人の勝ちです。


聞こえない子たちと遊ぶ時は、

・「スタート」の合図を目で見てわかるように変更する

・当てはまる数字を叫ぶのではなく、カードを置く

にルール変更すれば、みんなで楽しめます。

このゲームはスピード勝負なので、カードスタンドは使わない方がよさそうです。