目のまど

手話で聴く心の支援「目のまど」店主。手話通訳士。臨床心理士。聞こえない・聞こえにくい人と手話にまつわるいろんなことをしています。

ボードゲーム:ドブル

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聞こえない子どもたちとボードゲームであそぼう!

先日の筑後市図書館で、聞こえない子と聞こえる子がガチバトルをしていた「ドブル」です。


2枚のカードは必ず1つだけ同じ絵(サイズは違う)があります。55枚のカードの中からどの2枚を選んでも必ず1つだけ同じ絵があります。不思議です。

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遊び方は、ルールブックに5つありますが、聞こえない子どもたちと遊ぶには、1つ目の「タワーリングインフェルノ」という遊び方の変形が遊びやすいです。


まず、全員に1枚ずつカードを配ります。残りのカードは絵が書いてある方を上にして山札にします。

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「3・2・1」で手札を同時に表に返したら、ゲームスタート!

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①自分の手札と山札を見比べて、同じものを探します。

②見つかったら、山札の絵をタッチ!そして手札の同じ絵をタッチ!(「ポンッポンッ」というタイミング)

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③一番早かった人がそのカードを手に入れ、手札の一番上に乗せます。

その瞬間、山札が次の絵になるので、①→②→③を繰り返します。

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こうやってどんどん進めていき、山札がなくなった時点で手札が最も多い人が勝ちです。


このゲーム、何が面白いかって、小学生以上だったら、子供も大人も、聞こえる人も聞こえない人も、何の手加減もせずに真剣勝負できるところです。まあ、大人は子供に勝てません。

先日も、幼稚園年長さん+小学1年生+大人2人というメンバーで熱く戦っていました。

白熱すると、誰が早かったか、指差した絵が合っているか、などの判断が必要になってくるので、人数に余裕があれば審判を置いても良いかもしれません。


ドブルにはキッズ版もあります。キッズ版は絵柄が動物になっていて、絵の名前を呼びやすくなっていますが、この改変ルールでは指差しを使うので、キッズ版でも通常版でも、遊び方に変わりはありません。通常版の方がカードが多いので(キッズ版30枚、通常版55枚)、遊びごたえがあるかな、と思います。

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〔情報〕ドブル

人数:2〜8人

年齢:6歳以上

時間:5分くらい

価格:1500円くらい

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