目のまど

手話で聴く心の支援「目のまど」店主。手話通訳士。臨床心理士。聞こえない・聞こえにくい人と手話にまつわるいろんなことをしています。

10/26(土)ニコット「わらべの時間」

北九州市内の児童発達支援&放課後等デイサービス「ニコット」さんで、月に1度の「わらべのじかん」。

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スタッフの多くが手話ができる事業所さんですが、利用者は聞こえない子だけでなく、知的障害のお子さんもいます。


昨日は、何度も参加してくれているお子さん5人と初参加の2人。

「おてぶし」「手あそび1・2・3・4・5」「いっぽんばし」「おもちをやいて」「おおきなかぜ」「かえろかえろ」「ぼうず」

というラインナップ。

以前は顔をこわばらせて固まっていたMさん。今日はニコニコと参加して積極的に遊んでくれました。

慣れないことに遭遇すると攻撃態勢で自分を守るAさん。何をすればよいのがわかると、持ち前の明るさで遊びに入ってきます。

自分がわかるまでは観察したいYちゃん。以前は泣いたり動かなかったりという方法でしたが、今日は手話で「ぼくはここから見とく。」とはっきり宣言。キラキラした目で、いろんな子を観察していました。


みんな、わかりたい。わかったら、もっとやりたい。その意欲は力強い。

わかるまでにかかる時間はそれぞれ違うし、わかるまでの間、それぞれのやり方でわかろうとしています。

そのわかろうとしている間、大人のペースで急かしたり、無理に周りに合わさせたり、「できない」と決めつけたりしないことが大切だな、(そしてけっこうやっちゃってるな)と、改めて感じました。


絵本は、ユニークな視点の絵本を制作されている佐藤雅彦さんの『このあいだになにがあった?』科学系に分類される絵本ですが、みんな前のめりで見ていました。考えるの、好きですね。


さいごはいつもの「さよならあんころもち」でお別れ。「私と一緒にやってくれる人ー?」と募集すると、いつものNさん以外に、Aさんと、なんと初参加のTくんも。

3人並んで、4人のお友達といっしょに「さよならあんころもちまたきなこ!バイバーイ!」と元気にやってくれました。


来月は11/30。さらに寒くなっているころですね。何をしようかな。冬に合うわらべは何があるかな。今から楽しみです。