目のまど

手話で聴く心の支援「目のまど」店主。手話通訳士。臨床心理士。聞こえない・聞こえにくい人と手話にまつわるいろんなことをしています。

12/27手話でボードゲーム会@かいじゅうの森

聞こえない子供達の放課後等デイサービスで、冬休みのボードゲーム会。幼稚園児4名、小学生10名。施設スタッフ6名、ボランティアスタッフ5名で楽しみました。

この日は、熊本県で活動されている方たちがボランティアスタッフとして入ってくださり、ゲームもたくさん持ってきていただいたし、一緒に遊んでもいただきました。

私の持ち込みゲームもたくさんあったのですが、よく遊ばれたのはこんな感じ。

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いつものことながら写真が撮れず、帰宅後に自宅で撮影した写真ですみません。

こちらでのボードゲーム会は5回目になるので、子どもたちも慣れていて、見慣れたゲームはひととおりやっていました。

今回初めて持って行ったゲームのうち、よく遊ばれていたのが「スコットランドヤードジュニア」。名作「スコットランドヤード」の簡易版です。

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子どもたちにわかりやすいように、ミスターXは「泥棒」と呼んでいます。泥棒1名(上)と警察2名(下)の対決。とてもシンプルなボードです。

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〔ルール〕

①泥棒は、4つの交通手段(船、バス、タクシー、電車)または「移動しない」を決め、交通手段のチップを握ってボードの上に置きます(「移動しない」場合はただ手を握っておく)。

②警察が移動手段を選択して交通手段チップを公開します(動かなくても良い)。

③泥棒が手の中を見せて、全員で移動。

④泥棒が警察と同じコマについてしまったら逮捕。警察の勝ち。逃げ切れたら泥棒の勝ち。買った方に手錠チップを置く。

⑤警察が3回勝ったら警察の勝利。泥棒が9回勝ったら泥棒の勝利。

はじめは小学生男子が楽しんでいましたが、のちに幼稚園の子供たちも遊んでいました。

 

ピクテルは登場2回目。ゲーム会の終盤に出して、ゲームに飽きた子どもたちが自由に遊びます。最後にこれで遊んでもらっていると、時間が来たときに終わりやすいです。残り10分でブロックスを始められると、なかなか切れずに困るので、時計を見ながら子どもたちをピクテルに誘います。

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〔フリーなルール〕

①ピクテルのカードを大きな円形に並べます。

②簡易マグネットボードを何枚か(人数分でも可)置いておきます。

③作りたい絵が決まったら、ボードの上に自由に作ります。

④でき上がったら周りの人に知らせて見てもらいます。

 

子どもたちは次々に面白い発想をしていました。写真撮らなかったのが悔やまれる…。

上の写真は、想像力が枯渇した中年による「ラグビー」。

 

今回の反省点としては、はじめにゲームを並べすぎて、子どもたちが理解力と合わないゲームをやりたがってしまった、ということでした。

ゲームの並べ方はいつも迷うのですが、はじめは定番の5つくらいを出して、残りはバッグにしまっておき、頃合いを見計らってこちらから提案する、という形の方がよかったかもしれません。

一度に出すゲームの数も、14人だったから…4つくらいからスタートした方が良かったかも。子供達が喜ぶ顔が見たくて、ついついいろいろ出してしまいますが、かえって興奮してしまって、本当は落ち着いて遊べる子たちがウロウロしてしまう、という様子も見られました。

 

春休みの開催がすでに決定しているので、こんどは計画を練って臨もうと思います。