目のまど

手話で聴く心の支援「目のまど」店主。手話通訳士。臨床心理士。聞こえない・聞こえにくい人と手話にまつわるいろんなことをしています。

4/25わらべのじかん@ニコット

*しばらく更新をサボってました、すみません。

2020年4月25日(土)10:30〜11:20

緊急事態宣言が出される中でのわらべのじかん。うかがっても良いものかと迷いもありましたが、児童発達支援事業所や放課後等デイサービス、学童保育は営業している状態。スタッフの皆さんに日ごろの遊びのネタを一つでもお届けできたらとうかがいました。

 

とはいえ、わらべうたは「ふれあいあそび」。3密のひとつ「密接」です。今回は内容を大きく変えて、密接をなるべく避けるプログラムにしました。

 

・おてぶし(定番)

・てあそび1・2・3・4・5(オリジナル)

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・おーちたおちた(アレンジ)

 定番の「りんご・けむし・かみなり」ではなく、バナナやジュース、はっぱ、くつ下、などが落ちてきて、「どうやって取ろう?」「取ったあとどうする?」など想像遊びをしました。エアーキャッチボールもしました。

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・おやゆびねむれ(アレンジ)

ニコットさんでは初めて行うわらべ。原曲は定番わらべの「おやゆびねむれ さしゆびも…」です。原曲は途中でリズムが早くなるところがあるので、リズムに変化をつけずにゆっくり進行するようリアレンジしました。

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・絵本①「ぺんぎんたいそう」

たまたまこの日は4/25で「ペンギンの日」。毎年この時期に南極の基地にアデリーペンギンが姿を見せることから、記念日になっているのだそうです。

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こんな小話もはさみながら、いざ体操。

体操系の絵本はたくさんあります。「ぱんだたいそう」など、親子遊びにぴったりのものもありますが、今回は人と接触しないものにしたかったので、これを選びました。

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福音館書店の公式動画があったのでリンク貼っておきます。

https://youtu.be/4D1_zDpZAkc

 

・絵本②「できるかな?あたまからつまさきまで」

いつも、わらべのクライマックスは「通りゃんせ」系の「かえろかえろ」というわらべをするのですが、接触が多いためやめて、体操系の絵本をもう1冊。エリックカールさんの本書です。

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動物たちに「オレのマネできる?」と聞かれてしぐさのまねっこをする絵本。

実は、ニコットさんの車にこの絵本の歌のCDがあるそうで、何人か知っている子がいました。絵本を見るのは初めてだったようです。

歌に乗せた体操は、聞こえない子どもたちや動きがゆっくりの子どもたちにとっては、ついていけなくて十分楽しめないことがあります。今日は、絵を見て、自分のペースで真似をして、心ゆくまで続けて…という感じで進めました。

「あれ、○○ちゃんこんな動きできるの?」「見ただけでマネできるの?」と、意外な力を発揮した子どもたち。一斉の中ではうまくできていないように見えても、自分のペースであればいろんなことができる子って多いな、と思います。

CDを発売しているアスク・ミュージックさんの公式動画です↓

https://youtu.be/xMz5e_J-uYA

 

・さよならあんころもち(定番)

いつも「前に出てきて私と一緒にしてくれる人ー?」と募集するのですが、いつも手伝ってくれる中学生に加えて、引っ込み思案な小学生がひとり入ってくれました。「前に出る」ってちょっと照れくさいけど、みんなが自分を見てくれるって嬉しい。こんな瞬間も作っていきたいと思っています。

 

ニコットさんがインスタグラムでレポートしてくださっています。いつもありがとうございます。

https://www.instagram.com/p/B_ZL54anFeC/?igshid=x8vlulcpwlks