目のまど

手話で聴く心の支援「目のまど」店主。手話通訳士。臨床心理士。聞こえない・聞こえにくい人と手話にまつわるいろんなことをしています。

10/24(土)わらべの時間@ニコット

10/24(土)10:30〜11:20

月に1度のわらべの時間でした。

ニコットさんがInstagramでレポートしてくださっています。

https://www.instagram.com/p/CGuIuu2H-iQ/?igshid=ogmi5p4dnfan

参加者は幼児さんから高校生まで11名。

 

①おてぶし(伝承)

 

おてぶしの動きに合わせて一緒に動いてくれる子が増えました。じーっと見ている子もいます。それぞれの楽しみ方。

 

②おやゆびねむれ(アレンジ)

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地味な動きなので子供たちに受け入れられるかいつも心配なわらべなのですが、回を重ねるたびにノってきてくれる子どもたち。今日は寝たフリをする子続出。「寝る」「起きる」は毎日することだからわかりやすいのかもしれません。

様子を見ると「人差し指だけを折る」といった指の分離が難しい子がたくさんいました。中高生は上手にできていた印象です。遊びながら指1本1本に触っていくことで、自分の手への関心が高まっていくといいな、と思います。

 

③おんなじどこだ?(カード遊び)

ペアのカードをさがして貼るというカード遊び。子どもたちがひとりひとり前に出て、みんなの注目を浴びながらペア探しをしたりボードに貼ったりするのがポイントの遊びです。

今回はニコットさんのレポートでひとりひとりの単独写真が載せられています。真剣に選んでいる眼差し。貼る時の得意そうな笑顔。

大事にしたい時間です。

 

④おもちを焼いて(アレンジ)

ペアの活動も子どもたち慣れてきて、ペア作りに時間がかからなくなりました。いつもはモンちゃんと遊ぶ私も、今日はある女の子とペアを組みました。目と目を合わせて手に触れて遊ぶ。この温かさを大切にしたいです。

その女の子が「次はこの子としたら?」といったように交代を促したので、3人の女の子とペアを組みました。3人目は中学生。いつもは小さい子のお姉さん役。たまにはちびっ子に戻りたいよね。満面の笑顔で遊んでくれました。

 

⑤おふねがぎっちらこ(伝承)

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ここからは毎回同じ展開です。

子どもたちも慣れたもの。

 

⑥大きな風小さな風(オリジナル)

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立って輪になるためのつなぎのわらべ。

 

⑦かえろかえろ(オリジナル)

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門遊び。門になった子によって大きな門、小さな門ができます。

 

⑧絵本

「かえろかえろ」の後、もういちどペアを組むのは手間がかかりそうだったので、初めて「ぼうず」を省略してみました。

激しく遊んで「は〜楽しかった」でそのまま絵本に行くのも悪くなかったです。

 

今日の絵本は、エリック・カールさんの『パパ、お月さまとって』。

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ダイナミックな仕掛けが魅力の名作で、我が家でも読んでいた絵本です。父の日の6月やお月見の9月に読もうと準備していたのですが、タイミングが合わず、10月になりました。

長ーいハシゴや大きな満月、だんだん細くなって手で掴めるサイズになる月…絵の力がすごくて、子どもたちとっても引き込まれていました。

ニコットさんは年齢層が幅広いので、絵本選びが一番悩みます。全体の平均をとって、比較的繰り返しが多い2〜3歳児向けの絵本を選びがちなのですが、高校生もいるし、たまにはストーリー性のあるものを楽しみたいとも思います。

この本は、動きもあるし、ストーリー性もあるし、月の満ち欠けについて知ることもできるし、宇宙へのロマンもかき立てられるし…、子どもたちがそれぞれの受け取り方ができる、すてきな本でした。

 

⑨さよならあんころもち

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今日は、AくんEちゃんSちゃんの3人が前に出て一緒にしてくれました。

 

わらべうたは同じのを繰り返しすることにも意味がありますが、そろそろ新作も作りたいところ。いつもアンテナは張っているのですが、なかなかアイデアが降りてきません。

子どもたちの生活に密接したテーマが合うようですね。また来月まで試行錯誤します。