目のまど

手話で聴く心の支援「目のまど」店主。手話通訳士。臨床心理士。聞こえない・聞こえにくい人と手話にまつわるいろんなことをしています。

手話でボードゲーム会@かいじゅうの森

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〔目のまど〕には「手話でボ育て班」(メンバー5名)があります。昨日は、かいじゅうの森という聞こえない子どもたちの放課後デイサービスに赴いて、ボードゲーム会をしてきました。

子どもたちは3歳から小6まで16名。その多くがボードゲームというものを知りません。いったいどうなるのか…まったくの手探りです。持っていくゲームのラインナップも悩みながら決めました。

(写真左上から)メイクンブレイクジュニア、ブロックス、カヤナック、ドブル 、クラウン、キャプテンリノ、ミッドナイトパーティ(現「ヒューゴ」)、おさかなくん、ハリガリ、フラッシュワード、スティッキー、レシピ、バルーンズ

の13ゲーム。みんな楽しんでくれるかな?


メンバー5人で部屋に入ると、緊張した面持ちの子どもたち。全体の説明を終えて、小学生エリアと小さい子エリアに分かれます。

小さい子たちは、スティッキー、カヤナック、おばけキャッチを始めました。

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↑スティッキー。放課後デイサービスのスタッフさんもフォローしてくださって、3歳の子も楽しんでいます。

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左は我が家の中学生メンバー。カヤナックを、自分が小さい時に遊んでいた超カンタンルールに変えて遊んでいます。くまさんもサイコロも使わず、ただ自分の狙った氷に穴を開けて釣るというシンプルさ。幼稚園の子どもたちにはちょうど良かったみたいです。

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↑おばけキャッチ。メンバーさんの私物です。ルールは意外に難しいんですが、上手に遊んでいます。小さい子が真剣に見ている眼差しはたまりません。


小学生エリアは、全員でミッドナイトパーティ。

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小1〜6年生の7名が、ワーキャー言いながら大盛り上がり。「自分の出番でサイコロを振る」ことが初体験の子がいましたが、何周かするうちにすっかり把握して、しっかり自分で動けていました。1年生の子たちへは、上級生が優しく手ほどき。微笑ましい光景です。

1回終わると当然2回目へ。もう、最初に客人を配置するところから、ちゃんと考え始めます。

2回目が終わり、1人だけ別のゲームへ。3回目は進行を子供達自身に任せました。

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↑こちらはメイクンブレイクジュニア。1回戦は大人も入って4人で対戦。メイクンブレイクにはいくつかシリーズがありますが、直接対戦ができる「ジュニア」が、子どもが遊ぶには便利です。

2回戦は、我が家の小学生メンバーと同級生対決。どちらも速い!このあとこの2人は、ハリガリをしていました。


小さい子エリアでは、バルーンズが始まりました。

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イベントカードをめくると、猫にひっかかれたり、エンピツが刺さったりして、自分たちの風船がなくなってしまうのですが、「ママカード」が出てくると、風船が1個復活するという、とってもほんわかするストーリーのゲームです。子どもたち、カードめくりの順番も守れて上手です。


イベントの時間は1時間。あっという間でした。最後のお集まりの時は、最初とは打って変わった笑顔。「また春休みに会おう!」と約束してお別れしました。


初めての雰囲気に気圧されて入らない子や、負けて荒れる子など、いろんなケースを想定して臨んだイベントでしたが、時間中ずっと眠っていた1人を除く全員が、たっぷり遊んでくれました。

春休みの第2回も楽しみです。