目のまど

手話で聴く心の支援「目のまど」店主。手話通訳士。臨床心理士。聞こえない・聞こえにくい人と手話にまつわるいろんなことをしています。

添田町立図書館・児童館主催「ボードゲームを楽しむ会」

3/28(木)、添田町立図書館・児童館でボードゲーム会をしました。

会場の添田町立図書館は、時計台が素敵な建物で、入って右が図書館、左が児童館です。

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開始前1時間、ボランティアさんとのミーティングを設定していただいていたので、持っていった20個あまりのゲームの多くを、事前にほんの少しずつ体験していただけました。

前日に「明日は誰も来ないかもしれません」との連絡を受けていたので、覚悟して臨んだのですが、蓋を開けてみると、ミーティングの間から子供達が受付にどんどん集まり、開始早々席が埋まるほどの大盛況でした。


日ごろから児童館を利用している小学生はもちろん、以前児童館を利用していて、今は図書館の方に来ている中学生、学童保育の子供達など、30名あまりが遊びに来てくれました。


写真を撮れなかったものも多いのですが、参加者はバランスよくさまざまなゲームで遊んでくれていました。

〔ドブル〕〔ヒューゴ〕〔それはオレの魚だ!〕〔スピードカップス〕

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他に、〔レシピ〕〔スティッキー〕〔ハリガリ〕〔イチゴリラ〕〔ペンギンパーティ〕なども遊ばれていました。


ブロックス〕はもはや欠かせないゲームです。中高年の方がいらした時のためにと用意した〔ガイスター〕と〔クアルト〕も、子供同士や大人対子供で白熱した対戦が繰り広げられていました。

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高学年以上と想定していた〔もっとホイップを〕。小1の女の子たちがすんなりルールを把握して正しく遊んでいました。

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最後に幼児さんが入った時は、さすがにどのケーキも裏返したくなくて「全残し」の連続でしたが(笑)。それでも、美味しそうなケーキに囲まれて幸せそうだったので、何よりです。


ワードバスケット〕は「YouTubeで見た!」と小学生男子が飛びついてきました。YouTuberの皆さんに感謝です。

〔ワードスナイパー〕も、大人と子供が入り混じって盛り上がっていました。

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逆に、不思議とあまり動かなかったのは〔キャプテン・リノ〕。これまでのゲーム会ではいつもずっと遊ばれているのですが、今日はあんまりでした。こういうこともあるんですね。


今回目を見張ったのは、中学生の参加率です。30人余りの参加者のうち、中学生が9名、新中1が4名も。

「あまり子供っぽくないものを」と提案した〔ハゲタカのえじき〕〔ブロックス〕あたりも素直に遊んでくれましたし、自分たちで選んで〔スティッキー〕や〔ハリガリ〕などの気軽なゲームも楽しんでいました。男の子も女の子も、穏やかな笑顔で朗らかに遊んでいるのが印象的でした。

そういえば、家ではまあまあの確率で機嫌が悪いうちの思春期さんたちも、今日はにこにことゲームマスターを務めていました。ボードゲームには、人の良いところを引き出す力があるのかもしれません。


運営面の工夫としては、準備段階で、Twitterで紹介されていたのを真似て、ルール説明シートを作りました(↓写真左側)。

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これを各ゲームの横に置いていたのですが、ボランティアさんや子供たち自身が、ルールでつまづいた時に読んで再開しているのを何度も見ました。とても助かりました。ありがとうございました。


他に、自分たちが家で遊ぶ時のために作った採点カードも便利でした。

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小学生が自分で点数計算してくれるから助かる、というのはもちろんですが、カードを配ったとたんに「ぼく、かけざんできるから自分で書く!」「私、けいさんできる!」「すうじ、かける!」と、思いがけない自慢大会が始まって、意外にも子供たちの自尊感情を引き出せていたようです。


そんなこんなで、図書館スタッフさんも「こんなに盛り上がるとは!」と驚かれていた今日のボードゲーム会。ボードゲームの力をまたまた感じた1日でした。

次は夏休みに開催できそうな感じです。