ブックレット完成&ネットショップ開店
4月ごろ思い立って、なかなか仕上がらなかったブックレット。ようやく完成しました。
聞こえない・聞こえにくい子どもたちとおうちであそぼうシリーズ第1弾「ボードゲームであそぼう①」
です。
ボードゲームの紹介や
座談会
聞こえない子どもたちと遊ぶ際の工夫を「見えルール」と名づけてまとめてみました。
また、ボードゲームで遊ぶ時によく使う手話を10語紹介しています。イラストを描いてくれたのは、イラストレーター を目指すろう者です。
A5版30ページ。1冊300円です。
販売にあたって、人生初のネットショップ「目のまど」を開きました。
興味を持ってくださった方がおられましたら、ショップを覗いてみてください。
毎日数冊持ち歩いてもいます。直接お会いできる方はお声かけください。なんと、PaypayならびにauPayにて決済可。中年も時代についていくべく必死です。
ボードゲームは、聞こえない・聞こえにくい子どもたちと家族がつながる一つのかたち。
細々と広がっていってくれたら嬉しいです。
12/5 手話でボードゲーム会@某聾学校
ある聾学校で別の聾学校の子供達を招いての交流会が行われ、ご依頼を受けて「手話でボードゲーム会」を開催しました。小学生28名、先生方10数名のご参加でした。
ホスト校のうちの数名は、このブログでもご紹介している放課後等デイサービス「かいじゅうの森」の利用児なので、長期休暇のたびにボードゲーム会を経験しています。その子たちが、ゲスト校の子供達や低学年の子どもたちを誘って一緒に遊んでくれました。
ボードゲームが初めてのお子さんのために、「虹色のへび」「スティッキー」「はじめての果樹園」あたりを最初から出していたところ、大人気でずっと遊ばれていました。「虹色のへび」は高学年の子供たちにも人気。先生もお一人ハマっておられました。
先生方ははじめ見守るご様子だったのですが、促して一緒に遊んでいただきました。
あとは「ブロックス」「レシピ」「パカパカお馬」「ヒューゴ」「キャプテン・リノ」「メイクンブレイクジュニア」がよく遊ばれていました。
「メイクンブレイクジュニア」で子供たちと真剣勝負をしていた先生から「このゲームは手加減ができなくなりますね。」と言われました。子供たちは、周りの大人がいつも手加減するので負ける経験が少ない子が多いとのこと。ボードゲームでの大人とのガチ勝負は、子供たちにとっても良い経験になるようです。
初出しの「ゴーゴージェラート」は手を使って良いルールで。アイス部分は、ピンポン玉みたいなのを想像していたら、意外に重さがあってしっとりした触感で、安定感があって良いです。
「ピクテル」は真ん中にカードを広げておいて、個人ボード(セリアの四つ切ホワイトボード)に好きに作って発表していくという遊び方に。子供たちは、ゲームに飽き時にしばらく作りに来て、またゲームに戻る…みたいな使い方をしていました。
子供たちのキラキラした目がかわいかった90分間。またいつか呼んでいただけたら嬉しいです。
11/10(日)手話でボードゲーム会
投稿は久しぶりですが、第5回となる「手話でボードゲーム会@福岡」。
土曜日の会場が取れず、初めての日曜開催。持って行ったのはこんなラインナップ↓
C大学手話サークルの学生さん3名(内2名は初)と、S保育園の先生方3名がボランティアとして参加してくださいました。
参加者は、2家族6名でした。いつもは5〜6家族なので、日曜日は参加しにくいのかもしれません。ただ、いつも参加してくださってボードゲームに慣れているご家族なので、今日はいろいろチャレンジさせてもらいました。
チャレンジ①大人のボードゲーム
スタッフが潤沢だったので、子供たちは学生スタッフと一緒に〔パカパカお馬〕で遊んでもらって、
その間にお母さんは大人スタッフと〔ごきぶりポーカー〕。
ほんの少しの時間でしたが、子育てから離れてボードゲームを楽しんでもらいました。
今は家族単位で遊んでいるボードゲーム会ですが、だんだん家族入り混じって遊べるようになったらいいし、いつか、大人だけで〔カタン〕…みたいな展開を夢見ています。
チャレンジ②〔ピクテル〕
この会には初めて持ってきたゲームとしては、〔レターズ〕〔ピッグテン〕〔ピクテル〕がありましたが、その中でも〔ピクテル〕がなかなか楽しかったです。
標準ルールではなく、ピクトグラムカードを円形に広げて、思いついた人がどんどん絵を披露していく、というゆるいルールに。テーブルが白じゃない時は、発表用にホワイトボード(円の真ん中に置く)があると良かったかもしれません。
その他に今日遊ばれていたゲームは〔はじめての果樹園〕〔スピードカップス〕〔メイクンブレイクジュニア〕〔レシピ〕〔ウボンゴ〕。
〔ピッグテン〕もやってみましたが、幼児さんにはさすがに難しかったので、きようだい児が多い時に、小学生とスタッフとで再チャレンジします。
「ひたすら楽しかった」と言ってくれた学生スタッフさん。手話サークルとはいっても日ごろ手話を使う機会がないとのことなので、これからも、子供たちとの交流でぜひ実践していっていただきたいです。
10/26(土)ニコット「わらべの時間」
北九州市内の児童発達支援&放課後等デイサービス「ニコット」さんで、月に1度の「わらべのじかん」。
https://www.instagram.com/p/B4E1fkdnqT8/?igshid=1pcd4dyywr2bw
スタッフの多くが手話ができる事業所さんですが、利用者は聞こえない子だけでなく、知的障害のお子さんもいます。
昨日は、何度も参加してくれているお子さん5人と初参加の2人。
「おてぶし」「手あそび1・2・3・4・5」「いっぽんばし」「おもちをやいて」「おおきなかぜ」「かえろかえろ」「ぼうず」
というラインナップ。
以前は顔をこわばらせて固まっていたMさん。今日はニコニコと参加して積極的に遊んでくれました。
慣れないことに遭遇すると攻撃態勢で自分を守るAさん。何をすればよいのがわかると、持ち前の明るさで遊びに入ってきます。
自分がわかるまでは観察したいYちゃん。以前は泣いたり動かなかったりという方法でしたが、今日は手話で「ぼくはここから見とく。」とはっきり宣言。キラキラした目で、いろんな子を観察していました。
みんな、わかりたい。わかったら、もっとやりたい。その意欲は力強い。
わかるまでにかかる時間はそれぞれ違うし、わかるまでの間、それぞれのやり方でわかろうとしています。
そのわかろうとしている間、大人のペースで急かしたり、無理に周りに合わさせたり、「できない」と決めつけたりしないことが大切だな、(そしてけっこうやっちゃってるな)と、改めて感じました。
絵本は、ユニークな視点の絵本を制作されている佐藤雅彦さんの『このあいだになにがあった?』科学系に分類される絵本ですが、みんな前のめりで見ていました。考えるの、好きですね。
さいごはいつもの「さよならあんころもち」でお別れ。「私と一緒にやってくれる人ー?」と募集すると、いつものNさん以外に、Aさんと、なんと初参加のTくんも。
3人並んで、4人のお友達といっしょに「さよならあんころもちまたきなこ!バイバーイ!」と元気にやってくれました。
来月は11/30。さらに寒くなっているころですね。何をしようかな。冬に合うわらべは何があるかな。今から楽しみです。
入稿
長らく更新できず、すみません。
ボードゲーム会は順調に開催しています。最近は進行がバタバタして写真が撮れていないのですが、やはりレポートは大切ですね。今後は、写真がなくてもレポートします。
さて、4月から聞こえない子どもたちのボードゲームについてブックレットを作ろうと試行錯誤していまして、今、試作版をネット印刷業者に入稿しました!
ボードゲームの紹介、保護者の座談会、遊ぶ際に使う手話の紹介など、聞こえない・聞こえにくい子どもたちが家庭でボードゲームを楽しむための提案を盛り込んだ内容になっています。
A5サイズで本文26ページ。とても薄くて小さな本ですが、何もわからないところから作り上げていくのは本当にたいへんでした。どんな分野であれ、本を執筆する方たちを心から尊敬します。
約1週間で小さな本が出来上がってきます。なんだか、生まれてくる赤ちゃんを待つ気分。楽しみです。
手話で話すモンちゃん人形
目のまどに、看板息子が登場しました。
手話で話すモンちゃんです。
自己紹介をするモンちゃん↓
https://twitter.com/menomadoiryo/status/1119788773477195777?s=21
昨日、言葉の森くるめの家族手話教室でデビューしました。子供たちに大人気(^^)
これから、いろんな場所で皆さんと手話でお話ししたいし、お友達も増やしていきたいと思います。