ボードゲーム :ヒントをいいます
北海道から、とってもかわいいボードゲーム が届きました!
「ヒントをいいます」
4〜7歳推奨。小さい子どもがクイズを出し合って遊ぶゲームです。
↑マークカード(上)と、お題カード(下:13枚)。
①ヒントを出す人を1人決めます。あとの人は答える人です。ヒントを出す人はお題カード、答える人はマークカードをシャッフルします。
②答える人が、マークカードから1枚提示します。
黄色です。
③ヒントを出す人が、お題カードの黄色のことばについて、ヒントを考えます。
パンです。
④もし、うまくヒントが思いつかない時は、おたすけカードを見て考えてもいいです。
⑤ヒントを思いついたら、「ヒントをいいます!」と言って、ヒントを言います。
⑥答える人たちは、ヒントを聞いて思いついたことばを言います。合っていたら、ヒントを出す人が「せいかい!」と言います。
⑦次のお題カードにうつって、①〜⑥を繰り返します。
日ごろ、問題やヒントを出されて答えるのには慣れている子どもたちも、逆に自分がヒントを出す側になると、案外難しいものです。
お題は、13枚×裏表×4題=104題もあるので、飽きることなく遊べそうです。
また、イラストがかわいくてかわいくて、ずっと見ていたいゲームです。
なお、このゲームを手話で楽しむ場合は、お題ゲームを手に持ってヒントを言うわけにいかないので、カードスタンドを使います。
これ、100均一の一番小さいカードスタンド(2個108円)を下の部分をセロテープで留めただけの、簡単カードスタンドです。
このゲームは、北海道の常盤倶楽部さんの作品。今のところ通販で買えます。
http://clubtokiwa.web.fc2.com/
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〔情報〕
ヒントをいいます
プレイ人数:2〜3人
対象年齢:4〜7歳
プレイ時間:10分程度
価格:1200円
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ボードゲーム :メイクンブレイクジュニア
聞こえない子どもたちとボードゲーム であそぼう!
「お題のとおりに積木を組み立てよう!」
有名な積木ゲーム「メイクンブレイク」のジュニア版です。
聞こえる・聞こえないに関係なく、子どもから大人までみんなで楽しめるアクションゲームです。
本家のメイクンブレイクは、タイマーがあって一人一人行うのですが、これは直接対決型。最大5人まで遊べます。
ゲームマスターは持ち回り制。
マスターになったら、↓のカードホルダーを管理します。お題カード、白木(組み立てが終わったプレイヤーが取る)、チップ(成功したプレイヤーに渡す)があります。
白木は、2〜3人制で1個、4人制で2個、5人制で3個です。
ゲームマスターがお題カードをホルダーにセットしたらラウンド開始!お題のとおりに積木を組み立てます。
出来上がった人から白木を取ります。
そのあと、判定をして、成功していたらチップをもらえます。これで1ラウンド終了。
チップをもらえるのが最初の1人だけではないので、モチベーションが続きます。
ゲームマスターを交代して次のラウンド。そうやって数ラウンド繰り返し、誰かがチップを10枚獲得したらゲーム終了です。
お題カードは、やさしめの黄色とむずかしめの赤の2種類あります。
ルールがわかりやすいので、ゲームが初めての方でもすぐに楽しめます。
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〔情報〕
メイクンブレイクジュニア
プレイ人数:2〜5人向け
対象年齢:5歳〜99歳まで
プレイ時間:15〜20分
参考価格:2500〜3500円くらい
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ボードゲームの買い方
ボードゲームはどこで売っているのでしょう。ふつうにおもちゃ屋さんに行っても、売っていないことが多いです。
私が買っている方法は次の3つです。
①ボードゲームショップで買う ②ネット通販で買う ③その他
0)下調べ
ボードゲーム情報は、カタログ本とボドゲーマというサイトで集めます。
「おうちでボードゲーム」
「ボードゲームカタログ202」
ボドゲーマ https://bodoge.hoobby.net/
1)ボードゲームショップで買う
私が住む福岡県は、ボードゲームショップがかなりあります。皆さんのお住まいの地域にショップ(ボードゲームカフェ)があるかどうかは、ボドゲーマで探せます。
私が最もお世話になっているのは、久留米市の「さいふる」さん。
こちらの希望を伝えると、店員さんが詳しく説明してくださいますし、実際に遊んでみてから購入できるので、安心です。遊ぶだけの利用もできます(1時間500円)。
東京に旅行に行く時は、可能な限り高円寺の「すごろくや」さんに立ち寄ります。
2)ネット通販で買う
実店舗で買えない時は、Amazonやすごろくやさんのネット通販を利用します。
Amazonは割引してあることもよくあって、なかなかお得ですが、Amazonで購入する時は、販売元がどこかをチェックして、ゲームが日本語版か海外版か確認することが大切です。
シンプルなゲームだと海外版でも問題ないのですが、少し複雑なゲームになると、外国語の説明書を読んでいくのはたいへんです(時々英語表記すらない説明書もあります)。
ただ、外国語の説明書を読んでいくのは、語学としてはむちゃくちゃ楽しいです(^^)
3)その他
最近はボードゲームが流行り出しているようで、先日ロフトにボードゲームコーナーがあるのを見ました。その他、ドン・キホーテや家電量販店などにも、お店によっては置いてあるようです。
ボードゲーム:おさかなくん
聞こえない子どもたちとボードゲームで遊ぼう!
3歳から遊べる、小さい子向けのゲーム「おさかなくん」。初めてのボードゲームにおすすめのひとつです。
ボードゲームは、誰か1人が勝ったり負けたりすることが多いですが、これは「お魚さんチーム」と「漁師さんチーム」に分かれ、どちらが勝つか競うという、団体戦です。
最初のセットはこんな感じ。川が細切りのボードになっていて、一番右が海です。魚たちは、右の海のボードまで逃げ切ることが目標です。漁師は、魚が海に逃げてしまう前に釣ってしまうことが目標です。
さいころで魚の色(黄・青・ピンク・オレンジ)が出たら、その魚が1マス進めます。
でも、漁師の色(赤・緑)が出てきたらピンチ!
川のボードが1つ外され、釣り船が1マス前進してきます。
あー!追いつかれたぁ。魚が乗っているボードが取り除かれる時、上に乗っている魚は釣り上げられて釣り船へ。
魚が海に逃げ切るか、釣られてしまって、川の中にいなくなったら、ゲーム終了です。
今回は、逃げた魚が2匹、釣った魚が2匹だったので、引き分け。
運だけの要素なので、実力差が出ず、勝ったり負けたりします。チーム戦なのが楽しさを倍増させます。
子どもたちの中には、負けることに慣れていなくて、荒れてしまったり、傷ついてしまったり、「負けたくないからゲームをしない」という子もいますが、大人と一緒にチームを組んで、大人が「あー、負けたぁ。悔しい!次は勝つぞ!」と楽しく負け姿を見せることで、「負けることは大したことではない」「勝つことも負けることもある」ということを学んでもらえたら嬉しいです。
「さわやかな負け方」を身につけることは、人生においても大切な気がします。
このゲームの唯一の難点が、手に入りにくいことです。
次の記事でボードゲームの買い方のことを書きますが、私がAmazonで注文した時は、オーストリアからはるばる来ました。
さらに、説明書きがドイツ語・フランス語・イタリア語です。英語ですらない…。
それでも、イラストもかわいいすてきなゲームで、ちびっ子が集まったら必ず出したくなります。
やわらかくいこう
新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
今年の目標は「やわらかくいこう」。
芯の部分はおそらく揺らがないので、
あまり自分の方向を固め過ぎないで、
心と頭をやわらかく。
何があっても動じず、
いろんな状況を「面白いやん」と
爽やかに受け取れる自分でありたいと思います。
具体的に今年やりたいことを5つ挙げます。
①手話でボードゲーム会
昨年12/25に駆け込みで実現した「手話でボードゲーム会」。1月は一般の会場で開催予定します。今年はいろんな場所、いろんな形で「手話でボードゲーム会」やっていきたいです。
②パンフレットを作る
毎年開催している日本心理臨床学会の自主シンポジウムの参加者向けに、「聞こえない人たちへの心の支援」というパンフレットを作ろうという話になっています。
その学会は6月なのですが、九州限定の学会が2月にあるので、目標は今月末⁈ひゃぁ。
③ブックレットを作る
「(仮題)聞こえない子どもたちとあそぼう」。
わらべうたとボードゲームのことを、小さい冊子にまとめられたらなぁ、と妄想中。
以下個人的な目標
④けん玉部屋を片付ける
我が家の「けん玉部屋」と称される和室(以前けん玉練習部屋だった)が、納戸と化しているため、今年はここを片付けて、ボードゲームができる部屋にしたいです。
家事全般が苦手なので、本当は家中雑然としているのですが、実現可能な目標を考えると、1部屋が限界かな。
⑤54kg
食事、運動、健康管理方面を「54kg」のひとことにまとめて気をつけていきたいと思います。
年末にこの記事をふりかえる時、
どんな自分になってるでしょうか。
楽しみです。
2018年
当ブログにお越しいただいた皆さま、ありがとうございます。大晦日にあたり、2018年を振り返ってみます。
(1)仕事面の変化
これまで7年間にわたって関わってきた定期的な仕事が、ある事情でなくなり、居住地である福岡県に所属先がなくなりました。
はじめは先が真っ暗になった気分でしたが、今振り返ると、活動の幅が広がることにつながっていました。
今年のはじめに、代表の方からご連絡いただき、今年は実にさまざまな形で関わらせていただいています。
①家族手話教室 担当
②3回シリーズ講演「聞こえない子どもたちの心の成長」
③3回シリーズ「親子ふれあいワークショップ
スタッフの皆さんが、子どもたちへの愛情にあふれているのはもちろん、心と頭がとても柔軟で、いつも私の突拍子もない思いつきを温かく受け入れてくださるのが、とてもありがたいです。
言葉の森の事務所でスタッフさんと話していて、企画が固まっていくことが何度もありました。
(3)手話で聴く心の支援〔目のまど〕設立
私は、社会人の最初からずっとフリーランスで、ご依頼を受けたさまざまな仕事をやっていく働き方です。このバラバラ感が好きではあるけど、自分がいったい何をしているのかわからなくなる時もありました。
そこで、自分の仕事をまとめた屋号「手話で聴く心の支援 目のまど」を立ち上げました。
立ち上げたとは言っても、ブログを始めてSNSで発信しているくらいですが、自分の仕事や活動を振り返る柱ができたみたいで、張り合いを感じています。
(4)わらべうたとボードゲームを再開
「聞こえない子どもたちと家族をつなげたいなあ。」
その思いを形にしようと、今年、家族手話教室にわらべうたを導入し、聞こえない子どもたちとボードゲームで遊ぶイベントをしました。
わらべうたは、長女が0歳から卒園まで通った幼稚園で学びました。ボードゲームとは、次女が通った幼稚園で出会いました。
わらべうたとボードゲーム 。いずれも、子どもたちが小さい頃は我が家の日常でした。5年ほどの時を隔てて、私の仕事で使うことになろうとは、当時は思ってもいませんでした。
現在、うちの子どもたちは、一緒にボードゲームのルールを開発し、テストプレイをして、イベントの時にゲームマスターを担ってくれる、頼もしいメンバーです。
ここに書ききれなかったほど、いつになく多くの方に支えられた2018年でした。
本当に、ありがとうございました。
捨てる神あれば拾う神あり。
人生に無駄なものは何もなかったと実感した年の瀬。
紅白も終わりました。
新しい年が、皆さまにとっても、わくわくすることに出会える日々でありますように。
良い年をお迎えください。
本:手話コミュニケーションと聴覚障害児教育
聞こえない子どもたちに関わる方たちに
おすすめしている本が2冊あります。
1冊目は、齋藤陽道さんの『声めぐり』。
https://menomado.hatenadiary.com/entry/2018/11/19/100533
2冊目が本書です。
これは、全国手話通訳問題研究会(全通研)という団体の研修の講義録。このシリーズはどれも読みやすく、聴覚障害者にまつわる諸問題を広く学ぶことができますが、特に本書の第2章「聴覚障害児教育から考える人権」という講演録はおすすめです。
演者の若狭妙子さんは、私と同じ臨床心理士で、
聞こえない人たちへの心の支援を行なっている仲間です。
若狭さん自身も軽度難聴者であり、
大学に入るまで手話を知らずに育ちました。
本書では、彼女自身の難聴体験、手話への思い、
そして、心理士として聞こえない人たちと
関わってこられた経験について語っています。
聞こえる人は、難聴やろうを追体験できません。
耳栓をしても、自分の声は聞こえるからです。
だからこそ、『声めぐり』や本書のような、
難聴について本人から語られている本は貴重です。
聞こえない子どもたちへの理解の第一歩として、
ぜひこの2冊をおすすめします。
Amazonでも購入できますが、
在庫は不安定なようです。
全通研のサイトからも購入できます。
http://zentsuken.shop-pro.jp/?pid=26783485