目のまど

手話で聴く心の支援「目のまど」店主。手話通訳士。臨床心理士。聞こえない・聞こえにくい人と手話にまつわるいろんなことをしています。

ボードゲーム:おさかなくん

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聞こえない子どもたちとボードゲームで遊ぼう!

3歳から遊べる、小さい子向けのゲーム「おさかなくん」。初めてのボードゲームにおすすめのひとつです。

ボードゲームは、誰か1人が勝ったり負けたりすることが多いですが、これは「お魚さんチーム」と「漁師さんチーム」に分かれ、どちらが勝つか競うという、団体戦です。

最初のセットはこんな感じ。川が細切りのボードになっていて、一番右が海です。魚たちは、右の海のボードまで逃げ切ることが目標です。漁師は、魚が海に逃げてしまう前に釣ってしまうことが目標です。

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さいころで魚の色(黄・青・ピンク・オレンジ)が出たら、その魚が1マス進めます。

 

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でも、漁師の色(赤・緑)が出てきたらピンチ!

川のボードが1つ外され、釣り船が1マス前進してきます。

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あー!追いつかれたぁ。魚が乗っているボードが取り除かれる時、上に乗っている魚は釣り上げられて釣り船へ。

 

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魚が海に逃げ切るか、釣られてしまって、川の中にいなくなったら、ゲーム終了です。

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今回は、逃げた魚が2匹、釣った魚が2匹だったので、引き分け。

 

運だけの要素なので、実力差が出ず、勝ったり負けたりします。チーム戦なのが楽しさを倍増させます。

子どもたちの中には、負けることに慣れていなくて、荒れてしまったり、傷ついてしまったり、「負けたくないからゲームをしない」という子もいますが、大人と一緒にチームを組んで、大人が「あー、負けたぁ。悔しい!次は勝つぞ!」と楽しく負け姿を見せることで、「負けることは大したことではない」「勝つことも負けることもある」ということを学んでもらえたら嬉しいです。

「さわやかな負け方」を身につけることは、人生においても大切な気がします。

 

このゲームの唯一の難点が、手に入りにくいことです。

次の記事でボードゲームの買い方のことを書きますが、私がAmazonで注文した時は、オーストリアからはるばる来ました。

さらに、説明書きがドイツ語・フランス語・イタリア語です。英語ですらない…。

それでも、イラストもかわいいすてきなゲームで、ちびっ子が集まったら必ず出したくなります。